CSS - inline-block 指定時に黒丸マークを付ける方法
リスト作成時に、li要素に対して「display: inline-block」を指定した場合、
仕様として「list-style-type」の黒丸マークが消えてしまいます。
黒丸マークを復活させるにはどのようにすればいいのでしょうか?
リストに黒丸マークを付ける
次のようなサンプルHTML/CSSを用意します。
HTML
<ul>
<li>リスト1</li>
<li>リスト2</li>
<li>リスト3</li>
</ul>
CSS
li {
display: inline-block;
}
この時点では、黒丸マークは消えています。
疑似要素「li::before」を使う
黒マークを加えるためには、疑似要素「li::before」を使います。CSSは次のようになります。
li {
display: inline-block;
}
li::before {
content: "\25cf\00A0\00A0\00A0";
font-size: 5px;
vertical-align: middle;
}
赤字の部分を付け加えました。これで黒丸マークが表示されます。
コード解説
content: "\25cf\00A0\00A0\00A0";
contentプロパティに指定している「\25cf」は「黒丸マーク」です。
「\00A0」は「半角スペース」です。
黒丸と文字の間隔を調整するために半角スペースを3つ入れています。半角スペースの数は好きなように調整してください。
font-size: 5px;
font-sizeで黒丸マークの大きさを調整しています。
デフォルトだと大きすぎるので、font-sizeは「5px」か「6px」あたりが妥当だと思います。 この値も自分の好きなように調整してください。
vertical-align: middle;
vartical-alignで縦方向の位置を中央にしています。
このように、疑似要素「li::before」を使うことで黒丸マークを復活せることができますし、 黒丸だけでなく、他のマークも表示させることができます。
まとめ
・li要素のdisplayプロパティにinline-blockを指定すると黒丸マークが消えます。
・マークを表示するには疑似要素「li::before」を使用します。
・contentプロパティの指定次第で、好きなマークを付けることができます。