JavaScript - 波括弧(中括弧){}で囲まれたブロックの注意点

if文などを記述する場合に、「波括弧(中括弧){}」で囲まれた部分を、 ブロック(コードブロック、ブロック文、複合文)といいます。

ブロックはif文やwhile文などの制御構文で使用されます。

ここでは、ブロックを記述する場合の注意点について説明します。

ブロックの例


if (num == 1){
	console.log(num);
}

上のプログラムで言うと、波括弧(中括弧)で囲まれた部分、 「{」から「}」までの部分がブロックです。

ブロック(複合文)を扱う上での注意点

文が1つの場合は波括弧(中括弧)を省略できる

文が1つの場合は波括弧(中括弧)を省略して記述することができます。

次のサンプルコードでは、上が省略した場合、下が省略しない場合の記述です。 どちらも同じ動作をします。


// 波括弧(中括弧)を省略した場合
if (num == 1)
	console.log(num);

// 波括弧(中括弧)を省略しない場合
if (num == 1){
	console.log(num);
}

文が複数ある場合は、波括弧(中括弧)は省略できない

文が2つ以上ある場合は、必ず波括弧(中括弧)で囲みます。


if (num == 1){
	console.log(num);
	console.log("終了");
}

波括弧(中括弧)の後にセミコロンはつけない

ブロック(複合文)の最後の「}」の後にセミコロンは書きません。

ブロックの中はなるべく字下げ(インデント)する

ソースコードの可読性(読みやすさ)の点から、 ブロックの中はなるべく字下げ(インデント)しましょう。

下のサンプルコードで字下げした場合と、字下げしない場合を比べています。


// 字下げした場合
if (num == 1){
	console.log(num);
	console.log("終了");
}

// 字下げしない場合
if (num == 1){
console.log(num);
console.log("終了");
}

最初の「字下げした場合」の方が、読みやすいですよね。

関数の波括弧(中括弧)部分はブロックではない

関数の波括弧(中括弧)部分はブロックではありません。

ですから、関数の文が1つしかなくても波括弧(中括弧)を 省略することはできません。


// 関数は文が1つしかなくても波括弧(中括弧)は必須
function test(){
	return true;
}