JavaScript - 小数点以下の桁数を指定する toFixed()

JavaScript で小数点以下の桁数を指定したい場合は、 NumberオブジェクトのtoFixed() メソッドを使用します。

toFixed()メソッドは、指定した桁数の次の桁を四捨五入した値を返し、 桁数は0から20まで指定できます。

toFixed()メソッドで桁数を指定

下のサンプルコードは、 toFixed() メソッドでいろいろな桁数を指定した場合の結果です。

桁数に「0」を指定した場合は、小数点第一位が四捨五入されます。

小数点の桁数が指定した桁数よりも少ない場合は、「0」を補います。 「ex. 53.678900」

桁数として指定できるのは0から20までです。


var num = 53.6789;

console.log(num.toFixed(0)); // 54

console.log(num.toFixed(1)); // 53.7

console.log(num.toFixed(2)); // 53.68

console.log(num.toFixed(3)); // 53.679

console.log(num.toFixed(4)); // 53.6789

console.log(num.toFixed(5)); // 53.67890

console.log(num.toFixed(6)); // 53.678900

toFixed() メソッドの注意点

次のサンプルコードをみるとわかるように、 toFixed()メソッドの戻り値は「文字列」です。

ですから、戻り値を「数値」として計算しようとすると、 うまく行きません。

toFixed()の戻り値を「数値」として扱いたい場合は、 Numberオブジェクトなどで「数値」に変換する必要があります。


var num = 53.6789;

str = num.toFixed(2);

console.log(typeof(str), str); // string 53.68

まとめ

・JavaScript で小数点以下の桁数を指定するにはtoFixed()メソッドを使用します。

・toFixed()メソッドは、指定した桁数の次の桁を四捨五入した値を返します。

・toFixed()メソッドの戻り値は「文字列」です。