Python - 範囲指定の条件式の書き方

Pythonではif文などの条件式で範囲指定をする場合、 特殊な書き方ができます。

例えば「変数の値が1から10までの間にあるかどうか」を調べたい時、 通常は「変数 >= 1 and 変数 <= 10」と記述し、 2つの条件式を論理演算子のandで繋ぎます。

ですがPythonの場合は「1 <= 変数 <= 10」のように 比較演算子を2つ使って書くことができます。 直感的にはこちらの方がわかりやすくなります。

具体的なコードは次のようになります。

a = 5

if 1 <= a <= 10 :
	print("1から10の間")
else :
	print("その他")

# 実行結果
1から10の間

この範囲指定の条件式の書き方は、 if文だけではなくwhile文の条件式でも使用可能です。
次のコードでは変数aが1から3までの間、 ループを繰り返します。

a = 1

while 1 <= a <= 3:
	print(a)
	a += 1

# 実行結果
1
2
3

直感的でわかりやすい書き方なのですが、 多くの他のプログラミング言語ではこのような直感的な範囲指定の書き方ができません。 and等の論理演算子を使う方法が一般的です。
あくまでPython独特の記述方法だと思っておいた方が良いです。