Python - True/Falseの大文字・小文字を間違うとどうなる?

プログラミングで良く使う真偽値の表し方は、 プログラミング言語によって異なります。 「True/False」「true/false」「TRUE/FALSE」等。
複数の言語を使って開発している場合、 たまに忘れてしまうこともあります。

Pythonでは真偽値の真を「True」、偽を「False」と記述します。 先頭が大文字で、残りは小文字です。 Pythonでは大文字・小文字が区別されるため、 「True」と「true」は別物と判断されます。

もしTrueと書くべき所に、 間違って全部小文字でtrueと記述した場合はどうなるのでしょうか?

次のサンプルコードでは、 変数aに真偽値のTrueを入れるはずが、 間違えてtrueと入れてしまった場合を検証します。

Python
a = true

上のコードを実行すると、次のようにエラーが発生します。

実行結果
Traceback (most recent call last):
  File "test.py", line 1, in 
    a = true
NameError: name 'true' is not defined

「'true'は定義されていない」と Pythonのインタープリタがエラーで教えてくれます。

もちろんFalseを間違ってfalseと記述した場合も同じです。

a = false
実行結果
Traceback (most recent call last):
  File "test.py", line 1, in 
    a = false
NameError: name 'false' is not defined

このように、もし大文字・小文字を間違って記述したとしても、 実行時に教えてくれますから、 あまり心配する必要はありません。